物流の根幹を支えているのがトラック配送のお仕事ですが、就職や転職で注目をしている人もいることでしょう。

良いところもある一方、大変に感じられるところもありますので、自分に合ったお仕事なのか、よく見極めることが推奨されます。

トラック配送の良いところのひとつは、気楽に働けることです。

大型家電や家具などを配送する場合ですと、2人1組といったスタイルとなりますので一人になることはできませんが、ルート配送業務なら一人で気楽に働くことができます。

あまり人と接することが得意ではない、煩わしい人間関係は苦手といった人にとって働きやすい仕事であり、この気楽さに惹かれてこの仕事を選ぶ人も少なくありません。

男性はもちろん女性でも就くことが可能ですので、性別問わず選ばれています。

会社の待遇や仕事内容にもよるのですが、手取りがそこそこ良いケースが多いという魅力もあります。

特に長距離トラックの場合は年収が高くなる傾向があり、やればやるほど稼げるとして人気です。

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大型の運転免許が必要となるくらいで、特別な資格や経験は求められないこともありますので、ハードルもそれほど高くはないと言えるでしょう。

とにかくしっかりと稼ぎたいという人に打って付けであり、転職で選ぶ人も多い業界です。

一方、ルート業務ですとそこまで高年収というわけにはいかないことがあります。

所定のエリアの企業や個人宅などへの配達業務の場合、基本給はあまり高くない傾向があり、長距離ほどは稼ぎにくいです。

とはいえ、大手ならば手当てが充実していますし、残業代が出やすいこともあって総額はそこそこ高くなります。

いずれにせよしっかりとした会社を選べば、同世代の平均年収程度には十分に到達するはずです。

地理に詳しくなれるのもこの仕事の特徴と言えるでしょう。

長距離の場合は他県のことも知ることができますし、ルート業務にしても普段はいかないようなところも通りますので、エリアの地理に精通していけます。

色々なところに行ってみたいという人に打って付けであり、おまけに運転が好きならば楽しみながら働くことができるはずです。

中にはグルメを趣味にしつつ働く人もいて、色々な飲食店を巡れるのが楽しく感じるという声もあります。

その他にも運転技術が上達するというメリットも挙げられます。

車を扱う仕事であり、尚且つ大型サイズなこともあって、否が応でも運転は上手くなるでしょう。

トラックの運転に不慣れな人ですと最初は戸惑ってしまうこともあるかもしれませんが、慣れてくると大きな車の方が運転をしやすく感じられることもあります。

高さがある分、見晴らしが良いですし、大きな車を扱うための運転技術を、しっかりと習得をすれば特に難しいものでもないのです。

次第に上手く扱えるようになることで、運転をもっと上手くなりたい人にとってもおすすめの仕事と言えそうです。

トラック配送の仕事は、一方では大変な面もあります。

良いところばかりで考えず、苦労しやすい部分も踏まえた上で判断を下しましょう。

ひとつは体力的な問題が挙げられ、年を取ってくると肉体的にきつくなってくることが考えられます。

若い内は無理もききますので気持ちだけで乗り切れるかもしれませんが、年を取ると体が言うことを聞きにくくなるのです。

腰や肩などが痛くなり、働きたいもののそれができなくなるケースもあります。

特に長距離ですと、長い時間乗車しっぱなし、尚且つ車内で休む必要も出てくるため、なかなか疲れが取れずに疲労が蓄積することも考えられます。

体は資本ですので無理がたたり壊してしまうと、後々に苦労をすることもあり得るでしょう。

ただ、ある程度のキャリアを積むと、運行管理者や内勤にシフトすることもあります。

現役ドライバーとして働くスタイルばかりではなく、社内異動による勤め続けられるケースも少なくありません。

物流業界に携わっていたい場合は、キャリアを積んだ後にドライバー以外の道があるのか、予め確認をした上で会社選びを行うことが推奨されます。

長時間労働になる可能性も苦労しがちなポイントと言えるでしょう。

昨今は働き方改革によって、長時間労働を撤廃する企業も増えているものの、業務の性質上、労働時間が長く掛かったり、いわゆるブラック企業ですと無理な労働を強いられたりする可能性も否めません。

働き方が変わってきたとは言え、すぐに労働環境が改善されることばかりではありませんので、古い体質のままになっていることもあります。

会社の評判をよく確認するなりしながら、長く勤められるところなのか、適切な見極めが大切です。

その他にも、車を扱う仕事なこともあって、事故のリスクが常にあるという大変さも挙げられます。

安全運転を徹底して守る必要があるのはもちろん、疲労を上手く解消しながら安全をキープできるよう努めなければいけません。

神経を張って運転をする必要があるため、運転が不得意ですと慣れるまで苦労する可能性も考えられます。

最終更新日 2025年3月5日 by logistics