この記事は以下のような人におすすめです

・光本勇介さんの現在を知りたい
・日本で投資の文化が根付かない理由は?
・光本勇介さんのような投資家になりたい

雑誌の記事や、ネットの記事で光本勇介さんなど投資家で成功した人の話などが掲載されています。
そのような記事を見ると人間は、現在の会社員としての生活だけでは不安で、自分も投資家になりたいと考える人がいるかもしれません。
それは普通の話で、できれば楽をしてお金を儲けたいと考えるのは人間の性かもしれません。
この点日本人は、比較的外国人と比べると働くことに抵抗がない傾向にあります。
投資をする人が少ない理由もその一つかもしれません。

【参考】光本勇介の経歴は?どのようにして投資家/起業家になっていったのか?

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キリスト教では働く事は罰だと教えている

外国人の中でも特にキリスト教文化で生まれた人は、子供の頃からキリスト教の考え方が浸透しており、それを軸に生きていることが多いです。
キリスト教ではどのような教え方をしているかと言えば、働く事は罰だと教えています。
つまり、働く事は何かの罰で与えられることであり、優秀な人ほど働かず余暇をのんびり過ごそうとするわけです。
よくアメリカのお金持ちが、自宅にプールなどを持っており、働かずにのんびりとプールサイドで過ごしている姿を見るでしょう。
確かにアメリカではそのようなことが主流になっていますが、日本人のお金持ちでそのようなことをする人が少ないのは、やはりこのベースとなる考え方の違いが如実に表れているのかもしれません。
つまり、日本人はあまり積極的に身体を動かさない投資家を目指すのも良いですが会社員としてあるいは経営者として働くことに対してそれを罰だと感じていません。

働く事は喜びと言う教育を受けてきた日本人

日本人は古くからどのような教育を受けてきたかと言えば、多くの人は働く事は喜びと言う教育を受けてきたはずです。
日本では昔から、働く事は周りを楽にすることつまりはたを楽にすることと教わってきている人が多いでしょう。
あるいは、働くことが喜びであり生きがいだと感じる人もいるかもしれません。
これは、キリスト教文化に育った人にとっては、少し信じがたい事実といえます。
日本では、80歳になり働いている人のことをすごいと称賛することが多いはずです。
例えば東京の町工場などで85歳のおじいちゃんなどが現役バリバリで働いている映像等を見かけることがあるかもしれませんが、そのような映像を見て80代になってまで働かされているのはかわいそうなどと述べる日本人はほぼいません。
それよりも、素晴らしい生き方だなどと称える人が多いでしょう。
このような考え方をしている日本人は、やはり投資家になる人が少ない傾向があります。
なぜなら、投資の道を志す人は、楽して稼ぐことでありそれは不労所得にもつながるとイメージしているからです。
最近の若い人は不労所得を得て、海外等で生活する人もいるようですが、やはり根本的にはずっと働かず遊んでいることに抵抗を感じるはずです。

大きく変動する収入に対して抵抗を感じる人が多い

このように少なからず日本人の中では、働かない事はあまりよくないことだと認識する傾向があり、投資を避ける傾向があるでしょう。
もう一つ日本人が投資にならない理由の1つは、農耕民族だったことが由来していると言われています。
株式投資をする場合、昨日は大暴落をしたのに今日は元に戻っているようなこともあります。
このように大きく変動する収入に対して抵抗を感じる人が多く、これはある意味農耕民族だった日本人ならではの感じ方と言えるかもしれません。
ちなみに農耕民族は、1つの場所にずっと住み続けている傾向がありました。
例えば奈良時代や平安時代あるいは江戸時代などでも、頻繁に場所を変えて生活している人が非常に少なく、たいていは1つの村で一生を過ごすことになります。
しかも何世代も続いて1つの村で過ごすことになり、それが変わってきたのが戦後かもしれません。
仕事に行ってもまだ70年や80年程度しか経過しておらず、やはりDNAの深い部分では農耕民族としての安定を求める気持ちが残っています。
それ故、投資をするとなれば不安定になることを考えてこれを避ける傾向があります。

日本で投資が浸透しないのは伝統

それ以外にもいろいろ理由がありますが、いずれにしても日本で投資が浸透しないのは伝統かもしれません。
とは言え、時代が少しずつ変わってきており、昔の日本の良さや伝統あるいは古くからの考え方を大事にする一方で、変化を受け入れる時代がやってきたといえます。
特にここ70年は時代の変化が激しく、今まで大事だと感じられていた価値観を1部を捨てなければいけない状況に来たといえます。
安定した収入を得られていた会社員でも、その考え方を少しずつ変わってきており、今や安定収入はどこ吹く風といった日本人もいるかもしれません。
現実的に、会社自体は20年から30年程度しか長持ちしないと言われており、今後ますます寿命が短くなってきます。
これは2020年の段階やあるいはそれから15年ぐらい昔のリーマンショックの時に感じた人も多いでしょう。
2020年から2021年にかけて多くの会社が倒産し、株価が下がることがないと言われていた航空会社や旅行会社でも大きく下がることになりました。

まとめ

このような事実を目の当たりにした時、やはり副収入としての投資は大事といえます。
いきなり投資家になる必要はありませんが、投資によりお金を得る考え方も必要かもしれません。

最終更新日 2025年3月5日 by logistics